劇団「風の庵から」 15年ぶり活動再開

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約15年ぶりの公演に向けて練習するメンバー

約15年ぶりの公演に向けて練習するメンバー

上伊那在住を中心とした演劇愛好者でつくる劇団「風の庵から」(渡辺泰徳代表、8人)が14、15日、第4回公演「禁断の果実」を伊那市西春近のまつり工房で上演する。約15年ぶりの再始動で、演出の飯島岱さん(71)=箕輪町上古田=が1960~80年代に東京などで”主戦場”とした小劇場の舞台を創造していく。当時の戯曲と新作オリジナルを組み合わせて年2、3回の公演を行う予定だ。

同劇団は、国内外で演劇活動に取り組んだ飯島さんに賛同したメンバーが集まり、98年に第1回公演を行った。2002年の第3回公演を最後に活動を休止。飯島さんはその間、「箕輪町文化センター付属劇団歩」を立ち上げ、演出を担当した。

飯島さんは小劇場演劇について「ある限られた 時間に見る側とやる側が交錯し合うことが今の時代にこそ必要。どうやって刺激 を与えて、刺激の跳ね返りが役者に来るか。必然的に 役者も質的に高いものが要求される」とし、狭い空間ならではの相互が刺激し合う舞台を追求する。

「禁断の果実」は、劇団歩の三輪はじめさんが昨年執筆した。次男が長らく引きこもる家族の物語。戦後70年、安保関連法が話題、議論となった背景を踏まえながら、いじめ、ドローンなど近年のキーワードを織り込んだ。

三輪さんは「核家族から個家族になり、個が一緒にいるだけで、それぞれが洞くつに立てこもっているような状況がある。解決の糸口も見つからないが、よどんだ空気をドローンの風でかき回せれば」という。飯島さんは「それぞれの心の闇、日本人のあいまいさを暴き出せれば」と話す。30~60代の12人が出演するほか、高校演劇部員も特別出演する。

両日とも午後1時と午後6時の合計4回公演。入場料は一般1500円、高校生以下800円。日時指定、全席自由。問い合わせは、まつり工房(電話0265・78・6662)へ。

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