今年の高遠さくら祭り 有料入場者過去最低

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高遠城址公園 有料入場者数の推移

伊那市は4日、今年の高遠城址公園さくら祭りの有料入場者数が、1983年の有料化以降最低の11万9747人だったと発表した。有料期間は開花翌日の4月2日から散り終わりの16日までの15日間。過去最速で開花し、満開を迎えたため例年に比べて観桜期が早くて短かったほか、週末の風雨も影響した。

有料入場者は前年比で4万7535人減少。そのうち個人は8万5546人(前年比3万3875人減)で、団体は3万4201人(同1万3660人減)だった。

早く観桜期を迎えたことで「観光ツアーの設定時期と観桜期が合致せず、計画を変更する団体客の落ち込みが顕著だった」と市商工観光部。

さくら祭りの有料入場者は1996年の39万8000人がピーク。開花翌日から散り終わりまでを有料とすることをルール化した2012年以降では、目標とする20万人を上回ったのは13年と14年のみとなっている。

高速ツアーバス事故の発生を契機にした貸し切りバスの制度改正により、近年は団体客が減少。「関東からの日帰りツアーは望めなくなった」(同部)といい、天候に左右される面なども含めて、20万人達成は厳しい状況になりつつある。

5日には地元関係者らが集まって祭りの反省会が開かれるが、竹村和弘商工観光部長は「新しいイベントや高遠の街中に誘導するなど、今後は満足度を上げていくしかない。混雑しているという過去のイメージを払拭するPRも必要。反省会の意見も聞きながら取り組んでいきたい」としている。

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