公共交通にAI活用 伊那市がシステム研究

LINEで送る
Pocket

伊那市は人工知能(AI)を公共交通の運行システムに活用する研究を始めた。13日の市議会6月定例会一般質問で、白鳥孝市長が明らかにした。市長は取材に「市内には公共交通がない地域もあるほか、路線バスを利用する場合は停留所までの距離も課題だが、AIにより最適なルートで自宅前など希望する場所への送迎に対応するシステムを構築したい」と述べた。

運転免許を返納した高齢者の生活の足の課題について野口輝雄氏が質問。 白鳥市長は「高齢者は公共交通の利用に不安もあると思う。AIを使った運行システムを研究し、観光面の移動手段なども含めてさまざまな視点で検討を早急に進めたい」と答弁した。

市企画部によると、庁内の担当部署で検討に着手。交通手段を持たない高齢者らの生活維持なども念頭に置きながら、公共交通空白地帯の解消や、交通システム自体の効率化を目指してAIの導入を図りたい考えだ。

市は中山間地の移動手段や物流の確保、地域活性化などに自動運転車を活用する国土交通省の実証実験を長谷地区に誘致するなど、最先端技術を市民生活の維持改善、利便性向上につなげようと取り組んでいる。

白鳥市長は「AIによる運行システムは当初は乗り合いタクシーなどの有人運転を想定しているが、将来的には無人の自動運転車などにも対応していくと思う」と話した。

この日の一般質問では、宮原英幸氏がサクラに関連する市の施策について質問。白鳥市長は2017年度まで2年間かけた高遠城址公園内のサクラの調査により、健康状態などの個体別カルテがまとまったと報告し、「この結果を基に18年度は保護育成計画を作成していく」とした。

おすすめ情報

PAGE TOP