児童の案内で地層観察会 学んだ成果発揮

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西春近北小学校近くの露頭について説明する6年生ら

伊那市西春近北小学校6年生と上下伊那地方の自然愛好者でつくる「伊那谷自然友の会」などは16日、観察会を開き、同校近くの地層や地形を見て回った。児童6人が同会員や一般参加者を案内し、火山灰が堆積した地層について説明した。

児童は4年生のときから学校周辺を探検し、昨年度からは火山灰を調査テーマの一つにして学習に取り組んでいる。友の会では月1回、自然探索や観察会を開催し、小学生が案内役を務めるのは今回が初めてという。

参加者18人は学校を出発し、戸沢川に合流する川に沿って見える露頭へ。児童は、火山灰などが堆積して大きく分かれた3層を棒で示し、「この火山灰は10万年前に御嶽山から降ってきたもの」と説明。Pm‐Iと呼ばれる下の層には、上の方に赤褐色のさびが線状に入り、「鉄分が水と空気に触れてできたと思われる。昔は湖があったのではないか」と推測した。

担任の北澤夏樹教諭は児童の説明を補足しながら、御嶽藪原層という上の層と火山灰や軽石などが堆積した状態を比較し、「Pm‐Iでは火山灰が水中で静かに降り積もったのではないか」とした。「こういう状態で露頭が見られるのは上伊那ではここだけ。貴重な露頭の一つ」と語った。

西尾力丸君(11)は「すごく緊張したけれどうまく話せた。まだ分かっていないところもあるから、卒業までにいろんなことを調べたい」と話した。

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