下諏訪の宿場街道資料館 展示見直し

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宿場街道資料館に新設した旅籠屋の戦略を特集したコーナー

下諏訪町の宿場街道資料館が、館内展示の見直しを進めている。今春に「歴史民俗資料館」から名称変更したのを受け、江戸時代に中山道と甲州街道の接点の宿場として栄えたことへの理解を深める内容を中心に据える。一部はすでに展示替えをした。

新たに設けたのは、「旅籠(はたご)屋の戦略と旅人のインテリジェンス」と題したコーナー。旅籠の競争が激しくなる中で、旅人に直接声を掛ける客引きや、「引札(ひきふだ)」と呼ばれる宣伝チラシ、宿泊施設のネットワークである「定宿講」などの誘客の仕組みを資料を使って説明。引札の印刷に使った版木や、店頭に掲げた講札などは実物を展示した。

江戸時代の下諏訪の宿の食事メニューも、大阪の豪商が残した旅日記から紹介。夕食は豆腐と菜の汁に、芋、菜、揚げ豆腐のわん、煮びたしフナの焼き物。翌日の朝食は角豆腐の汁に、八杯豆腐やウドのわん、河ギスの焼き物、などとしている。

同館はこれまで、庶民の生活用品や御柱祭に関わる資料なども展示されており、さまざまな内容が混在していた。今後、さらに「宿場」や「街道」をキーワードにした展示を充実させる方針。「下諏訪の宿場の歴史に観光客や地元住民が触れ、学ぶ場にしたい」としている。

月曜休館。入館無料で、午前9時~午後5時。問い合わせは同館(電話0266・27・8827)へ。

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