金沢小給食室で出火 児童3人体調不良で搬送

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出火した給食室に放水する消防隊員(上)、金鶏の湯に向けて避難する金沢小児童(下)

19日午前10時24分ごろ、茅野市金沢小学校の給食室から出火したと、同校から119番通報があった。茅野消防署などが30分後に消し止めたが、給食室の壁や天井など約30平方メートルを焼いた。けが人はなかったが、避難した児童のうち女子児童3人が体調不良を訴えて市内の病院に搬送された。いずれも症状は軽く、保護者とともに帰宅した。茅野署は給食室内部から出火したとみて、原因などを調べている。

給食調理業務を受託する第三セクター「茅野市総合サービス」によると、同校には女性調理員2人が勤務。揚げ物を調理するため、直径1メートルほどの回転釜に油を入れてふたをして火にかけた。加熱中であることを忘れ、隣の休憩室で調理手順の打ち合わせをしていたところ、「バン」という音がして給食室が煙に包まれ、発火したという。

市教育委員会によると、火災発生時は休み時間で、校外活動で不在の3年生を除く児童89人がいて職員18人に誘導されて校庭に避難。隣接する金沢保育園の園児64人も保育士、職場体 験中の中学生とともに校 庭に避難した。その後、全員が近くの市営温泉施設「金鶏の湯」に移動した。

金鶏の湯に向かう児童たちは不安そうな表情で、中には上級生に背負われてハンカチで口を覆う児童も。引率の教員は「安心して慌てずに行こう」と激励し、消防隊員や消防団員が避難誘導に当たった。体調を崩した女子児童は2年生1人、6年生2人で、6年生の2人は煙を吸い、2年生は火災のショックで具合が悪くなったという。

園児と児童は鎮火後、学校と保育園に戻って昼食(児童はパンと牛乳)を食べた。小学校は午後の授業を打ち切って下校とし、保育園は通常の日課で過ごした。給食室は保育園側に窓ガラスの破損や窓枠のゆがみ、壁の焦げがあり、市は業者に委託して詳しく被害を調査するという。復旧には「しばらく時間がかかる」(市教委)見通しだ。

小学校は20日から通常日課で授業を行うが、給食に関しては、今週中は各家庭に弁当の持参を要請した。来週以降は給食弁当の配達を業者に依頼して対応する。

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