力強さ感じて 金属造形の木下さん作品展

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伊那食品工業の創立60周年記念企画展に展示した未発表作品の「地之祭」と木下さん

伊那市西春近の伊那食品工業は創立60周年記念企画展として、金属造形作家、木下五郎さん(73)=駒ケ根市赤穂=の「彫鍛金展~うちなる形象」を、同社に隣接するかんてんぱぱ西ホールで開いている。銅などを鍛造して制作した金属絵画作品48点を展示している。7月1日まで。

企画展は、地元への感謝と地域文化活動の助成などを目的に、同社が周年事業として開催した。

木下さんは東京都出身。登山家でもあり、1968年に駒ケ根市に移住した。88年に日展の金属造形部門で初入選し、日展審査員、同評議員を経て、現在は日展特別会員。現代工芸美術家協会長野会会長も務める。

今展では日展、日本現代工芸美術展、県展などに出品した近作を展示。小品から縦1・5メートル、横7・5メートルの大作もある。大作の「地之祭」と「幽玄」はともに未発表の作品。銅板をたたいて形作り、何層にも重ねることで、自然への畏怖や畏敬の念を表現した。

木下さんは「どの作品も金属を材料にしながら、細かな技法で形にし、彫刻ではなく絵画として成立させている。さびの美しさや金属絵画の力強さを感じてほしい」と話している。
入場無料。開館時間は午前10時~午後5時。問い合わせは同ホール(電話0265・78・5107)へ。

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