2018年7月18日付

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仕事の関係でこれまでに何度も大相撲の巡業を取材したことがある。あくまでも巡業で本場所のような緊張感はないものの、取組では巨体が激しくぶつかり合うと、ガツンとした振動が空気を震わせる。迫力は十分だ▼千代の富士や小錦が活躍していた時代に駒ケ根で巡業があった。市役所横のグラウンドが会場だったのでトイレは市役所。取材の合間に用を足しに行くと、トイレの入り口で小錦とばったり会った。普通なら大人でもすれ違えるはずができなかった▼小錦の大きさに圧倒されて千代の富士が小さく見えたが、筋肉の塊のような引き締まった体の日に焼けた褐色の肌が汗で輝いていた。その巡業まで本場所を観戦したことがなかったので、普段はテレビ桟敷で見ている力士を生で見て感激したことを思い出す▼大相撲名古屋場所は10日目を終えて、上松町出身の御嶽海が無傷の10連勝、単独トップを守った。昨日の相撲も立ち会いで自分より大きい相手を捕まえての一気の寄り。いい相撲だった。3横綱に加えて大関栃ノ心も休場するなど上位陣不在の場所だけに、ファンには「優勝」の二文字もちらつく▼残り5日間も昨日のような相撲ができればおのずと結果は付いてくる。場所後は8月5日に長野市で、6日には諏訪地方では17年ぶりという下諏訪町での夏巡業がある。「故郷に錦を飾る」巡業になることを期待しつつ終盤を見守りたい。

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