アカマツ端材の活用 上農高が最終選考会へ

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最終選考会出場決定通知を手にする松島さん(左)と宮島さん

上伊那農業高校(南箕輪村)の緑地班が、コカ・コーラ教育・環境財団(東京都)が募集した第25回コカ・コーラ環境教育賞次世代支援部門にノミネートされ、8月24~26日に北海道で開くコカ・コーラ環境フォーラムで研究発表する。同班が取り組むプロジェクトは「アカマツ端材チップの有効活用に関する研究」で、ともに3年の松島さらさん(17)と宮島沙暁さん(18)が最優秀賞目指して最終選考会に臨む。

同班ではアカマツ間伐材の製材時に発生する端材や、夏場の諏訪湖で大量繁茂する水草ヒシに着目。一般的に「厄介者」とされる資源を有効活用した混合発酵堆肥の開発や、その活用法の研究に取り組んでいる。

校内の剪定枝のチップ炭化に始まり、アカマツ端材の活用へと、同班で代々発展させてきた研究で、アカマツ端材と水草ヒシに着目してからは3年目になる。現在は開発した混合堆肥の効果検証へと進み、森林資源を山にかえすことを最終目的とした挿し木の発根率を高める実験にも取り掛かっている。

最終選考会では10分間のプレゼンテーションと、活動内容をまとめた壁新聞で審査される。アナウンスを担当する松島さんは「自分たちが研究していることを全国の人たちに知ってもらう、すごくいい機会になる」と意欲をみせる。パソコン操作を担当する宮島さんは「地域で困っていることの解決に自分たちの発表を生かしていけるようにしたい、という思いを伝えたい」と話した。

同賞には今年度、全国77団体から応募があった。将来的に社会の環境教育や環境保全、環境啓発に寄与する新しい企画を表彰する次世代支援部門は高校生、高専生、大学生が対象で、応募32団体中5団体が一次選考を通過した。

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