箕輪町松島の休眠物件 高校生要望の学習室に

LINEで送る
Pocket

利用が始まった箕輪町松島の休眠物件を利用した自習室

箕輪町松島の休眠物件となっていた旧店舗が、地元高校生らの「自習ができる場所をつくりたい」の思いに応えて学習室へと模様替えされ、2日夕から利用が始まった。学習室設置を願う高校生と支援する地域住民、町の3者共同での実現。学習室利用を契機に今後は、地域住民憩いの場としての利用なども模索され、空き店舗活用の可能性を広げている。

学習室の新設を求めていたのは、山口夏実さん(18)=諏訪二葉高3年=、中林知紗さん(18)=伊那北高3年=らを代表とする箕輪中学校出身の高校生たち。町内には学習室として利用できる施設はあるものの、駅から遠く、席数が少ないため満席や貸し切りの場合もあり、利便性に欠けている状態だった。

山口さんらは中高生プロジェクト「鑑の和」を昨年立ち上げ、学習室に関わるアンケート調査をネットで実施。箕輪中出身者を中心に約40人から「駅に近い場所がよい」などの回答を得た。山口さんは、県内の高校生が身の回りや地域の課題に対し解決策を考え、行動する「信州高校生プロジェクトふろぷろin諏訪」(1月28日、茅野市)で学習室をテーマに発表した経過がある。

山口さんらから相談を受けたみのわTMOネットワークの原健児代表が、さらに町に相談し今年7月、住民有志など15人による中心市街地活性化事業実行委員会を設立。場所の選定や内部の模様替え、町への補助金申請を行うなどの準備を整えてきた。

場所はJR松島駅から徒歩5分ほどの本町商店街の一角。広さは10畳ほどで、一度に10人程度が利用できる。冷暖房、男女別トイレ、水道、IH調理器など完備。当面は高校生対象に、需要のある月曜日午後5時~午後9時に開放。利用時間内には実行委員が常駐する。

山口さん、中林さんは「当初は実現するとは思っていなかったのでとてもうれしい」と喜びを表し「できたからには自分の目標を達成したい」「他の地区にも身近に立ち寄れる場所ができれば」と思いを述べていた。

同実行委員会代表で町地域おこし協力隊員の五十嵐裕子さんは「思い描いたものが実現できてよかった。若者が発信したアイデアが今後の地域活性化に結び付けばよい」と話している。学習室に関する問い合わせは五十嵐代表(電話090・2465・5353)へ。

おすすめ情報

PAGE TOP