県知事に阿部氏3選 金井氏に52万票差

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当選確実となり、支援者とともに万歳で喜ぶ阿部守一氏=5日午後8時8分、長野市内のホテル

任期満了に伴う県知事選は5日に投開票され、現職の阿部守一氏(57)=小諸市=が、新人の元上田市議、金井忠一氏(68)=上田市=に52万票余の差をつけて3選を果たした。阿部氏は5政党の推薦と多くの県議、市町村長、団体の支援を受け、現県政の継続が支持を集めた。金井氏は、労働組合や市民団体でつくる「明るい県政をつくる県民の会」が擁立、共産党県委員会が推薦し、県政の転換を訴えたが及ばなかった。

投票率は43・28%で、過去最低だった2014年の43・56%を0・28ポイント下回った。

選挙戦は、現職を自民、公明、国民民主、立憲民主、社民と多数の政党が推薦、対立候補を共産が推薦したことで、前回選と同じ「非共産」対「共産」の構図となった。

阿部氏は県新総合5カ年計画の着実な推進を公約に掲げ、「県民に寄り添う県政」を主張して、平成の大合併前の旧市町村単位で街頭演説を繰り返す選挙戦を展開。対して、金井氏も告示前から77市町村を巡って、県民から県政の課題を聴き取りながら、現県政を「大型公共事業優先」「暴走が続く国政に対してノーと言えない」「県民不在の翼賛体制」と批判した。

金井氏は大北森林組合補助金不正受給問題の県幹部の責任追求も繰り返し強調した。リニア中央新幹線建設工事の推進より学校へのクーラー整備を優先する政策も打ち出しが、争点として多くの有権者の関心を集めるには至らなかった。

阿部氏の当選は8日の選挙会で確定する。任期は9月1日から4年間。

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