防ごう詐欺被害や事故 岡谷署員の劇団が高齢者に啓発

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高齢者の特殊詐欺被害や交通事故を防ごうと、岡谷署で19日、若手署員を中心につくる啓発劇団「野うさぎ」の結団式があった。岡谷市防犯協会連合会のメンバーが新たに加わり、約45人で構成。管内で起きた特殊詐欺の巧妙な手口や事例をシナリオに仕立て、注意を呼び掛けていく。

同劇団は2014年から特殊詐欺を防ぐ寸劇に取り組んでおり、今年度は多発する交通事故の事例もストーリーに絡めていく。結団式には団員ら約20人が出席。久保田正史署長は、特殊詐欺の被害額や交通死亡事故が増えているとし、「目で見てわかりやすい寸劇や紙芝居を通して防止していく」と訓示。団員を代表して、生活安全課の溝口紗希巡査(26)が「詐欺の手口や事例を高齢者に分かりやすく紹介する」と決意を表明した。

結団式に続き、劇団員らはおととし市内で実際に起きた事件を題材にした寸劇「電車カバン」について、台本を片手に練習した。孫をかたる男から「電車の中に会社の金が入ったかばんを置き忘れた」と電話がかかってくるストーリーで、声色を変えながら役を演じていた。

寸劇は、25日に中屋地区高齢者昼食会、市高齢者クラブ連合会定期総会、29日に東堀区尚歯会(敬老会)で行う。

市内で今年発生した特殊詐欺は2件(18日現在)で、内訳は還付金と架空請求が各1件。被害総額は約2950万円で、昨年1年間の倍近い金額となっている。

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