「檜尾避難小屋」改築先送り 駒ケ根市

LINEで送る
Pocket

駒ケ根市は、今年度計画していた中央アルプス・檜尾岳(2728メートル)の山小屋「檜尾避難小屋」の改築工事を来年度以降に見送ることを決めた。ヘリコプターによる資材搬送を請け負う業者の確保が難しいと判断したため。市は改築に合わせて山小屋の有人化による登山客の安全確保や周辺の環境保全を目指しており、来年度の事業実施に向け調整を図りたいとしている。

市によると、中アなど山岳地の資材運搬などに実績のある業者が、ヘリコプターの手配が困難として見積もりを辞退。代わりとなる業者を確保する見通しも立たないとし、事業の先送りを決めた。市は 今年度一般会計当初予算に計上した事業費7000万円を削減する補正予算案を市議会9月定例会に提出した。

改築工事は国の「企業版ふるさと納税制度」を活用し、総事業費1億4000万円で2016年度から4カ年の計画で中アの山岳施設や登山道整備を推進する事業の一環。計画では、木造平屋建て、延べ床面積約22平方メートルの現在の建物を改築して新たに管理人部屋などを設けるほか、西側に26平方メートルほどの木造平屋の小屋を増築。ロフトを設けるなどして宿泊スペースを確保し、トイレ増設、雨水タンクや太陽光パネルの設置も予定していた。

市は山小屋の有人化による機能強化や中アへの登山者増加に期待しており、杉本幸治市長は「中アの観光振興などに必要な事業。航空会社の状況を見極め、できるだけ早期の事業実施を目指したい」としている。

おすすめ情報

PAGE TOP