住民主導で防災訓練 伊那市

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西箕輪地区の住民が主体となった伊那市総合防災訓練。応急手当普及員の資格を持つ住民が心肺蘇生法を教えた

伊那市は2日、大規模地震の発生を想定した総合防災訓練を行った。主会場の西箕輪小、中学校には、西箕輪地区住民や同校の児童生徒をはじめ、行政、防災関係機関などから約1000人が参加。これまで市職員が指揮していた各種訓練を初めて住民の主導に切り替え、地域の防災力向上を図った。

市内8地区が持ち回りで実施する同訓練。災害時に行政が被災し対応できない場合、住民同士で助け合う共助体制が必要になるとし、住民が主体になり各種訓練を進めた。

安否確認や避難所開設、生活再建への支援体制づくりなど災害時の初動対応を中心に各種訓練を実施。区ごとに行っていた安否確認を地区全体で取り組み、防災ネットワークの確立を図った。

主会場に集まった住民はグループに分かれ、マニュアルに従って中学校体育館に避難所を開いた。避難してきた高齢者や障がい者ら要配慮者に必要な支援を確認。被災者の状況から、生活再建に向けた支援体制を考えた。応急手当普及員の資格を持つ住民を講師とした救急救命講習も初めて行った。

市危機管理課は「地域が協力しなければ災害を乗り越えることはできない。西箕輪地区をモデルとし、この訓練での課題を次に生かし、住民主導の防災訓練を市内全域に広めていきたい」と話した。

市は総合防災訓練に合わせ、災害時の通信手段として、アマチュア無線とドローン(小型無人飛行機)を連携させた被害状況の調査訓練を試みた。

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