改選1議席の参院選県区 現新3氏が出馬表明

LINEで送る
Pocket

今夏の参院選は、7月10日投開票が有力視され、公示まで約1カ月に迫った。県区(改選定数1)では、連立政権を組む自民、公明両党が推す自民党現職の若林健太氏(52)、民進党、共産党、社民党の野党共闘で対する民進党新人の杉尾秀哉氏(58)の2氏が激しい前哨戦を展開。政治団体・幸福実現党新人の及川幸久氏(55)も立候補を表明した。自民、旧民主が議席を分け合って「指定席」と呼ばれた改選2議席が1議席になって初めての選挙戦は激しさを増している。

若林氏の陣営は「友党」と呼ぶ公明との連携を強め、5月中に公明の比例現職長沢広明氏(57)との合同総決起大会を県内5カ所で開く計画。若林氏単独の決起集会でも公明党関係者があいさつし、長沢氏をPRして、2人の顔が並んだチラシを配布している。

さらに、全県的な知名度を上げようと、さまざまな業界ごとにつくる党県連の職域支部や各地域の県議、市町村議の協力で企業や地域行事などを回り、青年会議所や消防団を経験し地域と密着して活動してきた地元出身者の強みをアピールしている。

22日に須坂市で開かれた須高地区総決起大会で若林氏は、過去の選挙での得票は自公より野党の合計の方が多いことにも触れ、「保守勢力が一致結束しなければ勝てないが、結束できたときは必ず追いつく」と職域、地域すみずみまでの勢力浸透を求めた。

杉尾氏の陣営は1月の出馬表明以来、共産、社民それぞれの県組織の集会に杉尾氏と民進党県組織幹部が出席、野党3党と市民団体の意見交換の場を設けるなど、反与党勢力の結集を図ってきた。

野党共闘を支持する市民団体が集まる信州市民連合も杉尾氏と政策について協定書を交わし、支援活動を活発化。3野党と市民団体による世話人会の会合も重ね、チラシ作りや合同の街頭演説会などについて話し合ってきた。

県外出身の杉尾氏はこれまでに県内77市町村すべてに足を運んだほか、ミニ集会や企業を積極的に回って無党派層の取り込みにも力を入れている。杉尾氏を推薦する連合長野が21日に松本市で開いた総決起集会では「なんとしても勝つために、小が大を飲み込むためには、手を結ぶしかない」と野党共闘の必要性を改めて強調した。

20日に出馬表明した及川氏は「信州の農産物を海外の富裕層に売り込みたい」などと政策を訴えた。

おすすめ情報

PAGE TOP