隠れ家的“古民家カフェ”開店 岡谷市本町

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落ち着いた雰囲気の漂う店内と源馬さん

岡谷市の中心市街地にあたる本町4に、築90余年の民家を改装した喫茶店が開店した。テーブルと椅子の席に加え、床の間のある畳の座敷をそのまま利用したちゃぶ台と座布団の席もある“古民家カフェ”。場所も主要道路から奥まった立地で、大人の隠れ家的な喫茶店として人気を呼びそうだ。

喫茶店を開いたのは、諏訪市出身の源馬菜穂さん(33)。12月1日から辰野美術館で開く「シンビズム2」展に作品が並ぶ作家でもある。愛知県立芸術大学を卒業後、大学で助手や学生指導に携わってきたが、喫茶店を開くため今年4月帰郷し、準備を進めてきた。店名は「喫茶 さんとこ」(Cafe de SANTOKO)。「山」と「湖」の意で、諏訪の豊かな自然への思いを込めている。

古民家は源馬さんの母方の祖母の生家。数年前から空き家になっていたため、「最初はアトリエとして使えれば」と考えていたが、「絵を続けていくために、自分に合った一人でできる仕事を」と、喫茶店の開業を決めたという。

建物の改装は、床の間をキッチンに変えたほか、壁を明るい色に塗り替えるなど最低限にとどめ、照明もかつて使われていた電灯を再利用している。外観は全く普通の民家で、来店者は玄関で引き戸を開けて靴を脱いで上がる。調度品も年季の入った家具を置いて、落ち着いた雰囲気で統一している。

メニューは当面はコーヒーや紅茶などの飲み物と手作りのケーキ。「慣れて落ち着いてきたら軽食なども加えたい」と源馬さん。店内の壁には自作や他の作家の作品を飾って楽しんでもらうという。「先祖が残してくれたものを再利用することは、自分にとっても大切なこと。地元の人や地元以外の人にも『行きたいな』と思ってもらえるようなお店に」と話している。

喫茶さんとこの住所は岡谷市本町4の13の2。電話は0266・78・1391。

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