情感豊か古田人形芝居 箕輪町で定期公演

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人形を巧みに操る箕輪中学校古田人形部の部員たち

県選択無形文化財に指定されている、箕輪町の古田人形芝居の2018年度定期公演(町教育委員会主催、古田人形芝居保存会など共催)が1日、町文化センターで行われた。同保存会と箕輪西小学校古田人形クラブ、箕輪中学校古田人形部などが出演。地域に伝わる人形芝居を情感豊かに演じ、詰め掛けた観衆約480人を魅了した。

保存会では、江戸時代中期から続く伝統芸能を次代へつなごうと、箕輪中、箕輪西小で古田人形芝居を指導。1989年から定期公演を企画し、普及に努めている。今回は箕輪中古田人形部の発足40周年を祝う記念公演で、国重要無形民俗文化財の淡路人形浄瑠璃を継承する淡路人形座(兵庫県)が特別出演した。

公演は、保存会により舞台を清める「三番叟」で開幕し、箕輪西小が「傾城阿波鳴門(現代語)」、箕輪中が「生写朝顔話―宿屋の段」を発表。淡路人形座は「戎舞」など3演目を披露した。

箕輪中の「生写朝顔話」は、すれ違う男女の悲恋を描いた物語。生徒たちは、太夫の語りや三味線に合わせて3人一組で人形を操り、盲目の旅芸人の女が琴をつま弾いたり、杖をついてよろめく場面などを細やかに表現した。

保存会の柴登巳夫会長は「小中学校で学んだ若者が保存会に入るなど、取り組みの成果が出ている。多くの子どもが担い手になってくれるよう今後も積極的に活動したい」と話していた。

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