災害発生時臨時FMラジオ 駒ケ根で試験放送

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駒ケ根市役所で行われた臨時災害放送局の試験放送

総務省信越総合通信局と駒ケ根市、ケーブルテレビのエコーシティー駒ケ岳(CEK、同市)は7日、大規模災害発生時に開設が想定されるFMラジオの臨時災害放送局の試験放送を行った。駒ケ根市役所に放送局を開設。市内や近隣町村の計約130カ所で調査し、ほぼ全域で受信を確認した。

臨時災害放送局は災害発生時に自治体などが開設するFMラジオ局。総合通信局が貸し出す機器を活用し、避難情報や住民の安否、救援物資、炊き出し予定といった生活情報などを伝える。1995年の阪神大震災後に制度化され、東日本大震災をはじめ一昨年の熊本地震、今年の西日本豪雨災害や北海道胆振東部地震などで開設された。

今回の試験放送は、同市と日本ケーブルテレビ連盟信越支部が昨年締結した臨時災害放送局開設運営の支援に関する協定と、市とCEKが今年2月に交わした災害時における放送要請に関する協定に基づき、各団体が連携して実施した。

信越総合通信局が市役所内に送信機器を設置し、午前10時すぎから約1時間半の間、市やCEKの職員によるアナウンスや音楽を放送。市職員や各団体の関係者らが市内の避難所や小中学校、市役所支所などで受信状況を調べた。市危機管理課によると、中沢地区の山間部や中央アルプス千畳敷なども含め、調査したほぼ全箇所で受信が確認できた。

同通信局放送課は「災害時は避難所だけでなく、自宅や自家用車など避難先はさまざま。ラジオは多様な場所への情報伝達に有効で、避難が長期化した場合は音楽などの癒やしも提供できる。自治体職員らに機器や放送に慣れてもらい、災害に備えてほしい」と期待。市危機管理課も「ラジオは幅広くタイムリーな情報提供が可能で、主役の伝達手段になり得る。試験結果を生かし、有効な活用方法を検討したい」としている。

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