宮島さんが「石仏師守屋貞治」写真展 伊那

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作品について説明する宮島功さん(右)

伊那市創造館で8日から、高遠石工の守屋貞治(1765~1832年)が残した石仏の写真展「石仏師守屋貞治 慈悲の旅路」が始まった。写真家の宮島功さん(78)=飯田市=が、作品60点を展示。開催に合わせて会見し、「石仏を通じて貞治の生きざまを追った」と制作時の思いを語った。

宮島さんは1980年から独学で伊那谷の風土を撮り始め、60歳でフリーランスとなった。2年前、写真活動の集大成となる制作のテーマとして、守屋の石仏に着目した。

記者会見で、仏門に帰依し、約340体の石仏を残した守屋に思いを寄せ、「石仏師と呼ばれるまでに何があったのか、その背景を探ろうと思った」と制作のきっかけを語った。上伊那各地や山梨県北杜市の海岸寺などに行き、写真約250点を撮ったという。

会場では、守屋が25歳から67歳までに手掛けた石仏の写真作品を年代順 に展示。伊那市高遠町の建福寺にある願王地蔵尊や海 岸寺の西国三十三観音菩薩、諏訪市の温泉寺の願王地蔵大菩薩など日の光の中で慈悲のまなざしをたたえる仏の表情を捉えている。

宮島さんは「光によって表情が刻々と変わる。出会ったときの印象を大事にし、撮影してきた」と振り返った。

写真展は来年1月14日まで。毎週火曜日と12月28日~1月3日は休館。時間は午前10時~午後5時。入場無料。問い合わせは同館(電話0265・72・6220)へ。

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