「定額制タクシー」導入 駒ケ根市が検討本腰

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定額制タクシー導入検討などを協議した駒ケ根市公共交通協議会

駒ケ根市公共交通協議会は17日、市役所で会合を開き、定額で何度でもタクシーに乗れる「定額制タクシー」について、国が制度化した際に試行を始められるよう、本格的に検討を進めることを確認した。地域事情に合わせた料金設定など市独自の制度を研究し、「いち早い対応」を目指す。

病院やスーパーなど事前に設定した目的地と自宅を結ぶ仕組みで、高齢者らを対象とし、運転免許証返納後の移動やタクシー会社の支援に結び付ける狙い。「定額タクシー運賃」は国土交通省が制度化を検討しており、10月から全国7地域で実証実験を行っている。

市はデマンド型乗合タクシー「こまタク」をはじめ、割引タクシー券や福祉タクシー券など既存の支援策に加えることで、交通弱者の利便性向上や公共交通の需要喚起に結び付けたい考え。6月の協議会で会長を務める杉本幸治市長が提案し、タクシー部会で検討を進めてきた。

会合では、事務局の市企画振興課が検討状況を報告。市内タクシー事業者との協議では、運転手不足が課題に挙がり、回数券方式であれば対応できる可能性があるとの見込みが示されたとし、全国の実証実験の成果などを参考に地域に最もなじむ方法を検討するとした。この上で、定額制タクシーの導入準備と試行を来年度の実施事業に位置付けた。

来年度実施事業にはこのほか、通学困難な高校生の支援検討や、駒ケ岳ロープウエー線バスの生活路線化などを盛り込んだ。

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