ジオラマで「上社木落し」 諏訪市博物館

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諏訪市博物館受付に展示している向山さんが制作した上社木落し坂の鉄道ジオラマ

諏訪市博物館受付に展示している向山さんが制作した上社木落し坂の鉄道ジオラマ

企画展「御柱を知る」を開催中の諏訪市博物館の受付に、諏訪市中洲上金子の会社員向山尚樹さん(40)が制作した鉄道ジオラマ「上社木落し」が展示されている。スイッチで3両編成の電車が走り、木やりとラッパが鳴り、坂上で氏子を乗せたメドデコが左右に動く。木落し坂周辺のにぎわいを立体的に表現し来館者に好評だ。19日まで。

小学生の頃から鉄道好きで、30年余り趣味でジオラマを作る向山さん。今回の作品は、昨年9月の鉄道模型専門誌のコンテスト出品のために制作した。鉄道風景を一つの世界に完結するテーマが条件で、諏訪大社御柱祭の上社木落し坂は、そばを中央東線が通る絶好のロケーション。「一度は作ってみたかった題材。雰囲気を凝縮して作り、木落し坂を再現してみよう」と取り組んだ。B4サイズ(36センチ×24センチ)の台に、木や建築資材、粘土なども使い、木落し坂、跨線橋、上川と対岸の住宅やアパートを配置。坂には150体の氏子、河川敷には見物人50体を配し、地元中洲・湖南の御柱をイメージし、青空の八ケ岳の写真を背景に、縮尺150分の1に再現した。

氏子人形は70体の予定だったが祭りのにぎやかさを演出するために増やした。また、坂に立ち、「よいさ」の腕の格好やおんべを持たせるために、一体ずつ手足を切り離して向きを変え付け替え、1日に10数体ずつ仕上げ、完成まで2カ月かかった。

コンテスト入賞は逃したものの、同僚の評判もよく話題が広がり、「一番手がかかった坂のにぎわいを見て、山出しの光景を思い出してほしい」と話していた。

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