原村ペンションビレッジに新風 開店準備進む

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八ケ岳自然文化園の入り口向かいの一画では、パン工房とコミュニティスペースの建設が進む

原村の観光拠点「原村ペンションビレッジ」で新築やリフォームなど新しい動きが生まれている。宿泊業にこだわらず、ペンションの建物を生かした飲食店や物販、交流スペースなどの開店準備が進む。共通するのはかつてのにぎわいの再現ではなく、経営者自らも楽しみながら観光客や地域住民に憩いの場を提供したい―との思いだ。ビレッジの雰囲気を生かしながら、新しい風を入れようと動きだしている。

昨年秋、パン工房とコミュニティスペースを設けた新施設の建設が始まった。施主はビレッジの元ペンションオーナー、杉本直三さん(77)で、「文化があり、友人もいる原村でもう一度新しいことをしたい」と二十数年ぶりに戻ってきた。今年5月の大型連休から本格オープンを目指す。

コミュニティスペースではコンサートや特技を持つ移住者を講師にした講習会などを開きたい考えだ。杉本さんは「原村は移住者が増加し、人口が増えている地域。何かを始めたい移住者の受け皿になりたい。ビレッジの落ち着いた雰囲気も生かしたい」と語る。

ペンション「ワンズワース」も大規模改修中だ。オーナーの佐藤孝文さん(69)初代さん(59)夫妻は神奈川県から15年前に移住し、先代からペンション業を受け継いだ。現在の5部屋を3部屋に改修し、家具や壁紙などもこだわりの英国アンティークを取り入れる。半地下には一般開放のデリカテッセンやアンティークショップを新たに開設。4月に営業を再開する予定だ。

売りに出ていた元ペンションの物件を購入した杉山直さん(62)・邦子さん(65)夫妻=茅野市=もいる。元の間取りを生かしてカフェや総菜販売を今月にも週2、3日で始めたいとする。邦子さんは「近くの八ケ岳中央農業実践大学校の学生が集える場所にもなれば」と話した。

ペンションビレッジでは、格安で泊まれるゲストハウスやバー、そば店、共同生活を送る賃貸住宅(シェアハウス)など数年前からペンションの新しい活用も広まっており、過渡期を迎えている。

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