井戸尻公園のハス守ろう レンコン掘り起こし

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泥の中からレンコンを取り出し、笑顔を見せる富士見高校養蜂部員

泥の中からレンコンを取り出し、笑顔を見せる富士見高校養蜂部員

花の数が減少している井戸尻史跡公園(富士見町境)のハスを守ろうと、「井戸尻応援団」を2月に発足した住民有志が4、5の両日、公園内のハス田でハスの地下茎(レンコン)を掘り起こす根こぎ作業に取り組んでいる。初日は富士見高校養蜂部員5人や井戸尻考古館職員も参加し、泥の中にあるレンコン探しに汗を流した。

同考古館によると、姉妹都市の静岡県西伊豆町の有志から2003年に譲り受けた古代ハス「大賀ハス」をはじめ、中国産の「漁山紅蓮」など5品種のハスを、園内にある合計約1900平方メートルのハス田で栽培している。花は毎年7月中下旬に見頃を迎えるという。

根こぎ作業の人員が減った4、5年前から花の数が減少。県外には、土の中の深い場所にある新しいレンコンを掘り起こし、植え替える作業をする公園もあり、応援団が「蓮池のレンコンを掘ろうじゃない会」を初めて企画した。

作業は、水を抜いた「漁山紅蓮」のハス田で行われた。参加者は、レンコンを折らないよう慎重に泥を手でかき分けながら、地下50センチほどの泥の中から長さ1メートル前後のレンコンを取り出した。泥に足を取られ、「思った以上に大変」と苦笑しながらも、和やかに作業を楽しんでいた。

掘り出したレンコンは水洗いして、改めてハス田に植え付けるという。樋口誠司館長は「根こぎは重労働。応援団の皆さんに手を差し伸べていただき本当に助かった。1、2年経過を見て、効果が確認できれば古代ハスでも実施したい」と話していた。

応援団は2月、地元の池袋地区住民や井戸尻縄文の里振興会メンバーら有志6人(平出池人代表)で発足。ハスの復活プロジェクトは第1弾の活動となる。在野の研究者や住民が井戸尻遺跡を守り育ててきた精神を受け継ぎ、今後もさまざまな活動を展開していく方針という。

5日の根こぎ作業は午前9時から午後3時まで。掘ったレンコンは持ち帰ることができる。

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