緊急情報スマホで受信 富士見町が導入へ

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富士見町は、災害時や警報など防災行政無線での放送内容をスマートフォンで受信できるシステムを導入する。昨秋の台風で広範囲が停電になった際、情報伝達に苦慮したことを教訓にした対応。今年度中の運用開始を目指す。

民間事業者が無料配布する既存のアプリケーションを活用し、防災行政無線、Jアラート(全国瞬時警報システム)、緊急地震速報などの情報を配信する。受信後、即時にスマホ画面に通知を表示する機能も搭載する。

従来、緊急情報の配信は防災無線のほか、希望する世帯に設置した受信器を通した有線告知放送が主だが、昨年9月の台風で停電が相次いだ際、受信器が使えなくなった世帯が少なからずあった。防災無線は屋内で聞き取りにくい地域もあり、特に窓を閉め切った冬場には「情報が伝わりきらないおそれがある」(町総務課危機管理係)とする。

町は急きょ、昨秋から新たな伝達手段を模索。スマートフォンなら町役場など公共施設で電気を供給でき、受信に有効│とみた。これまで携帯端末向けの電子メールも活用しているが、今回導入のシステムは、緊急時の第一声となる防災無線と同報できるのが利点だ。同係では「他地域では情報が得られず避難が遅れて被災したケースもある。情報伝達の手段を一つでも多くして全町民が確実に情報を得られるようにしたい」としている。

当初事業費は配信用の専用システム導入、使用料など約160万円。町の維持管理費は毎月6万6000円。

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