山々の表情を厳選 林良一さん写真集刊行

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「フォトグループすわ」の会員で、信州大学医学部特任教授の林良一さん(65)=松本市=が写真集を出した。この3月末に岡谷市民病院を定年退職したのを記念し出版した。北アルプスや八ケ岳など「山」をテーマに、刻々と変わる山々の表情を克明に伝えた。

写真集は「目覚め」と「山々の季節」の2冊セット。「目覚め」は友人のプロフォトグラファーの枝常伊佐央さん=東京=が編集した。林さん撮影の数千カットの中から枝常さんが約100点を厳選。フォトグラファーの感性で構成した。

赤く染まる北アルプス・槍ケ岳などが載る。一般的な写真集と違い、余白に加工を施しているのが特徴という。余白を白色に近いグレーで印刷することで作品の色彩をより忠実に再現できるといい、太陽の輝きなどが浮き出て見える。

写真を強調するため、タイトルや説明もなく、ページもふってない。最初を開くと、朝焼けの槍ケ岳の写真が逆さに載る。写真集の幕開けを表現しているという。

「山々の季節」は林さんが編集した。こちらは一般的な印刷法で写真約100点を掲載。北アルプスの常念岳、乗鞍・上高地、八ケ岳などの「春夏秋冬」を案内した。偶然現れたブロッケン現象やダイヤモンドダストも紹介する。林さんは「山は時間や季節によって変わっていき、いい姿を見せてくれる」とする。72ページ。

林さんが本格的に山岳写真を撮り始めたのは15年ほど前。市立岡谷病院に着任したのをきっかけに、二科会写真部会員でフォトグループすわ会長の宮阪克人さん=諏訪市=と知り合い、指導を受けた。

カメラ機材を詰めた20キロ余の重いザックを背負っての山行だが、「これからも山にこだわって撮影したい」と意欲的だ。

動画のDVD2枚も付く。いずれも縦37センチ、横30センチの大きさ。セットで7000円(税別)。インターネットでも購入できる。

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