貸出冊数が過去最多 駒ケ根市立図書館

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駒ケ根市立図書館で本を借りる子どもたち。昨年度は貸出冊数が22万冊を超えた

駒ケ根市立図書館で本を借りる子どもたち。昨年度は貸出冊数が22万冊を超えた

駒ケ根市立図書館の本館と中沢分館、東伊那分館の3館を合わせた2015年度貸出冊数は22万724冊で前年度を約1割上回り、過去最多となった。8日に駒ケ根総合文化センターで開いた図書館協議会で報告があり、市民1人当たりの年間平均貸出冊数も6.81冊で過去最多を更新した。同館は一昨年秋から1回の貸出冊数の上限を10冊から30冊に改めており、「絵本や雑誌の利用が増えた」と指摘。市や学校図書館と連携して進める読書推進活動の成果もうかがえるとしている。

本館は1986年、駒ケ根総合文化センター開設と同時にセンター内に移設された。現在の蔵書数は3館を合わせて17万4464冊で、移設開館以来、蔵書数の増加とともに貸出冊数を伸ばしてきた。しかし、同市の「人口減少などを背景に」2010年度の21万736冊をピークに4年連続で減少。14年度は20万2010冊まで落ち込んでいた。

減少対策として同館は、貸出冊数の上限変更を老朽化したコンピューターシステムの更新に伴って実施。同市の第2次子ども読書活動推進計画(13~17年)を基に、乳児健診時に絵本を贈る「ブックスタート事業」などにも取り組んでおり、15年度の貸出冊数は前年度に比べ1万8714冊増加した。同館によると、子育て世代の女性が多くの絵本を利用するケースが目立ったといい、昨年度の絵本の貸出冊数は6万9659冊に上った。

同館担当者は「定期的な読み聞かせ会の開催や啓発活動で、子どもたちを中心に読書に親しむ習慣が身に付いてきているのではないか」と分析。小川清美館長は「絵本の種類を充実させるだけでなく地域のニーズに応え、生涯学習の場としてより多くの人に利用してもらえる図書館を目指したい」と話している。 

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