学んだリンゴ学習 東春近小4年が感謝の会

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4年生と記念写真を撮る伊藤豊子さん(右から2人目)ら

伊那市東春近小学校4年生は2月28日、リンゴ体験学習の場として24年間にわたり同校に畑を提供してきた東春近田原の農家、故伊藤一路さん(享年91)と妻の豊子さん(88)らに向けて、「感謝の会」を同校で開いた。昨年12月に亡くなった一路さんをしのびながら、豊子さんをはじめ、学習でお世話になった人に「農家の喜びを分けてくれてありがとう」と感謝状を贈った。

伊藤さん夫妻は毎年、4年生を畑に招き、1年間を通じて一連の作業を体験してもらい、農家の苦労や物事をやり遂げる喜び、ものの尊さを教えてきた。今年度は昨年5月に来校し、リンゴの枝を手に児童50人に摘花作業について説明。6月以降は一路さんの体調が悪く、上伊那農業改良普及センター職員に指導を頼み、畑で摘果から葉摘み、11月の収穫までの体験学習を行った。

感謝の会では、児童が「甘くて赤くておいしいリンゴを作りたい」と取り組んだ学習を発表。「とても大変な作業で気が遠くなりそうだった。でも、どの作業も初めてで楽しかった」と振り返り、「食べる人の笑顔を想像して作り、やりがいのある仕事」と農家への思いを語った。収穫したふじで作ったジャムやお菓子を振る舞い、感謝状や色紙を手渡した。

「(一路さんは)いつも子どもたちのことばかりを考えていた。天国でも喜んでいると思う」と豊子さん。長男の寿彦さん(62)は「母が頑張りたいと言っているので、できる限り手伝いたい」と話し、今後も学習を続けていきたいとした。

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