ポール・コステロ原画展 ガラスの里の美術館

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デザイン原画を鑑賞する小松社長(左)とロバートさん(右)

諏訪市豊田のSUWAガラスの里の美術館で9日、春の特別企画として故ダイアナ妃のファッションデザイナーを長年務めたポール・コステロさんのデザイン原画展が始まった。東日本大震災で被災した岩手県釜石市の企業と諏訪市内の企業の連携プロジェクトが縁で実現。衣装のデザイン画48点やデザインを基に制作されたドレス3点などを随時入れ替えながら展示する。5月26日まで。

東北大学金属材料研究所が開発し、釜石市の企業が製造する金属「コバリオン」が諏訪市内の高度な精密加工技術によって砂時計や酒器に製品化されている。コステロさんは17年に釜石市を訪れ、被災と復興状況を目の当たりにし、同市でファッションショーを開催。「コバリオン」の加工、製品化で釜石市の企業と連携するナノ・グレインズの小松隆史社長が、砂時計や酒器などの展示販売コーナーを設けるガラスの里での特別企画展をコステロさん側に提案した。

初日の9日はガラスの里の岩波尚宏社長、小松社長、コステロさんの息子、ロバート・コステロさんらが参加し、テープカットを行った。岩波社長は「釜石市と諏訪市の企業の連携がきっかけで生まれた企画展。来場者を迎え、被災地の支援にもつなげたい」と述べた。小松社長は「被災地を見たコステロ氏が現地のために何かをしなければと感じ、ファッションショーに動いた。その思いを感じてほしい」と語った。ロバートさんは「このような展示会が世界のさまざまな地域に広がることを願う」とあいさつした。

企画展では展示予定の原画のうち28点を披露し、会期中に展示替えを行う。会場には震災後の被災地の写真や、諏訪、釜石両市の企業の連携によって生まれたアクセサリーなども展示した。入館料は700円でこのうち100円を復興支援金に充てる。問い合わせは同館(電話0266・57・2000)へ。

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