JRダイヤ改正 あずさ通過「不便」諏訪地域

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ダイヤ改正に伴い、下諏訪駅を通過する特急「あずさ」=16日午後1時7分ごろ

JR東日本は16日、中央東線の県内駅に停車する特急「あずさ」の本数を減らすダイヤ改正を実施した。諏訪地方では、下諏訪駅の12本をはじめ、富士見、岡谷、上諏訪の各駅で停車本数が減った。下諏訪駅を利用する地元住民からは「不便。できるだけ改正前のダイヤに近付けてほしい。停車本数を増やしてほしい」といった声が聞かれた。

停車するあずさが16本から4本になった下諏訪駅では、観光で東京スカイツリーなどに行くという下諏訪町在住の3人家族が午後1時8分発の普通列車を待っていた。1時13分着の上諏訪駅で降り、1時33分発のあずさで都内に向かうという。男性(43)は「出掛けるのにちょうどいい時間帯のあずさがみんな通過になってしまった。すごく不便。もう少し停車する本数を増やしてほしい」と話していた。

一方、上諏訪駅であずさから普通列車に乗り換え、午後0時20分に下諏訪駅に降り立った都内在住の佐々木志穂さんは「電車で下諏訪を訪れたのは初めて。もう少し停車本数があってもいいと思う。ただ、乗り換えなしで降りられたら便利だけど、観光で来ているので、ローカル電車にも乗れて面白かった」と話し、構内や駅舎などをスマートフォンで撮影していた。

ダイヤ改正の観光への影響について下諏訪観光協会の河西正一会長は「新たな時刻表を見ると、下諏訪駅には全然止まらないとつくづく感じる」と残念がった。「駅からのまち歩きをPRしているので停車本数が減るのは困る。『困った』という声を大にしていかなければ」と強調した。

停車本数が11本から4本になる富士見駅でも観光に対する心配の声が聞かれた。窪田福美富士見町観光協会長は「観光への影響も懸念され、(ダイヤ改正は)残念である」と述べた。一方で「町の観光のあり方を前向きに考えていくきっかけにしたい。富士見に来て良かったと思ってもらえるよう、心のこもったおもてなしが今後も大事」と受け止めていた。

従来から都内に行く際には快適性などから特急列車を利用してきたという団体役員の男性(84)=富士見町=は「本数が減っても、小淵沢駅まで普通列車を使い、乗り換えて
あずさを利用したい」と話した。

ダイヤ改正ではこの他、岡谷駅の停車本数が32本から28本、上諏訪駅が36本から34本に減った。茅野駅には引き続き全36本がすべて停車する。

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