JICA元協力隊員下野さん ポスター起用

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JICA海外協力隊のポスターを手に持つ下野理紗さん

国際協力機構(JICA)の元JICA海外協力隊員で、伊那市内の産婦人科医院に勤める助産師・下野理紗さんが、JICAが製作した協力隊の募集ポスターに起用された。パプアニューギニアの病院で赤ちゃんの面倒をその子の母親と共に見る姿が写っている。全国各地の公共施設などで掲示されている。

JICAは春と秋の年2回、協力隊員を募集し、そのたびにポスターを作っている。活動内容が伝わりやすい助産師という職種であること、現地の人と一緒に活動する好事例であることなどから、下野さんの写真を今回使用した。

下野さんは「命に関わる仕事をしたい」と考えて助産師になり、県内の病院に6年間勤務。その後、「海外のお産事情を知りたい」と協力隊に応募し、2014年から16年までボリビアの病院で、昨年7月から12月までパプアニューギニアの病院で助産技術の指導にあたった。

「妊娠時のエコー検査が普及していない」「若年出産が多い」│。開発途上国の課題を知った下野さんは妊娠や出産に対する人々の意識を高めようと、日本における男性の育児参加の例や妊婦の体にかかる負担を紹介するワークショップを精力的に開催した。その結果、父親たちが積極的に子育てに協力し始めたり、子どもをいつ、何人持つかを真剣に考えるようになったりしたという。

ポスターを初めて見た時の気持ちを下野さんは「現地の同僚で仲が良かった母親と一緒になっている写真を撮ってもらい、親子の幸せそうな表情も見れてうれしかった」と振り返る。ポスターを目にする多くの人たちに向けて「異文化に踏み出す楽しさ、命の大切さ、赤ちゃんのかわいさを感じて、協力隊の活動に興味を持っていただければ」と語っている。

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