より正確に短時間で胆石摘出 レイクR&D

LINEで送る
Pocket

「レイクR&D」が販売するストーンハンター(胆石採石バスケット)

医療機器の相手先ブランドによる生産(OEM)を手掛けるレイクR&D(岡谷市本町)が、自社ブランドを設立した。胆石摘出手術をより正確に短時間で実施するために、患部近くから挿入、摘出できる機器を開発。サンプルを使った全国200病院の医師から高い評価を得たという。岡谷市出身、在住の社員19人が総力を挙げて開発、組み立て、品質管理を行っており「メイドイン岡谷」のこだわりを武器に、国内外の先進医療現場に切り込む。

2014年、西村幸会長(69)を中心に、医療機器製造部門の現役社員8人で創立した。大手医療機器メーカーの外部業者として製品開発に携わった西村会長の経験を生かし、17年から、患者に安心で安全な医療機器を届けようと、自社ブランドとしての製品づくりを始めた。外部の販売メーカーや大学などの研究機関と連携しながら、試作を重ねてきた。

売り出したのは、内視鏡と併用する胆石摘出のための特殊なはさみ「ストーンハンター(採石バスケット)」など3種類。素材に超剛性ステンレスを使用した。直径1・8ミリの管の先端部に最大外径2・8ミリのワイヤ製「バスケット」を取り付けた。泡だて器のような形状のバスケットを伸縮させて結石を切断し、つかんで体外に運び出す。従来は口から管を入れ4時間ほどかかっていた手術を、最短で約30分で終わらせることを可能にした。

医療機器販売メーカーを通して全国の外科医に試供品を配布した。使用した医師の多くが「従来の製品よりも性能が良い」と答えたという。同製品と類似した「ストーンスマッシュ(砕石バスケット)」、内視鏡用の注射針「プライムジェクト」も好評を得ており、米国からは1製品10万本の発注があった。

すべての工程を手作業で行っている。西村会長は「外部業者に部品を発注せず、すべて自分たちで作るのがこだわり。岡谷市の医療機器メーカーとして全国の医師に知ってもらいたい」と意欲的。小口祐二社長(50)は「多くの注文に応えられるよう、工場や会社の規模を大きくしていきたい」と話していた。

おすすめ情報

PAGE TOP