北ノ沢堰で小水力発電 愛知県のジェネックス

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小水力発電事業が行われる北ノ沢堰

太陽光発電事業などのジェネックス(愛知県碧南市)は4日、茅野市豊平の御射鹿池上部で農業用水路・北ノ沢堰を利用して小水力発電事業を行うと発表した。近く着工し、6月の完成と発電開始を目指す。市によると、農業用水路を活用した小水力発電は市内で5カ所目という。

同社によると、事業地は標高1550メートルの七ケ耕地財産区の管理地内。笹原土地改良区が管理する北ノ沢堰沿いの延長200メートル、落差30メートルに導水管を埋設し、取り込んだ水で発電機の水車を回して発電する。水量は毎秒75リットル。発電機の出力は9・2キロワットで、一般家庭約20世帯分の年間発電量を見込んでいる。

同事業は、3年ほど前に市が行った小水力発電の適地調査がきっかけ。同社は市から財産区などの仲介を受け、地域関係者の協力を得て事業化にこぎつけた。七ケ耕地財産区から土地を借り、笹原土地改良区に水の使用料を支払って事業を行う。発電した電力は、再生可能エネルギーの固定価格買取制度を活用して全量売電する計画という。

4日、市役所で会見した七ケ耕地財産区の両角利文区長(68)は「小水力発電は太陽光発電と違い安定した発電ができ、景観に与える影響も最小限にとどめることができる。小水力発電事業を支援することで、茅野市のまちづくりや地域の活性化につながれば」と期待を寄せた。

同財産区は南大塩区のほか塩之目、上場沢、広見、堀、須栗平、笹原、白井出の7区で構成する財産区で、八ケ岳西麓の 広大な山林原野を管理している。敷地内では同社のほか、3カ所で小水力発電事業が計画されているという。

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