骨髄移植に理解を 諏訪市で交流会

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骨髄ドナー理解へ一般参加を呼び掛ける笠原さん

県内で白血病の治療法の一つの骨髄移植や骨髄のドナー登録への関心が高まっている。2月に競泳選手の池江璃花子さん、4月は歌手の岡村孝子さんが白血病であることを公表して、登録者が急増。一方で、安易な登録を危惧する声もあり、5月に一般も参加できる患者らの交流会が諏訪市で予定され、登録や移植に理解を深める機会になる。

ドナー登録は血液センターや献血ルームなどで行う。登録説明員の説明を受け、2ミリリットル採血して手続きをする。ドナー候補になると、本人と家族の意思確認が最終同意となる。家族の反対や仕事の都合で、移植を受けられない患者が多く、移植への十分な理解が必要とされている。

長野県は人口1000人当たりの登録率が全国最下位。池江さんの公表後、月45人程度の登録が2月は204人、3月は135人あり、年間平均の500人の7割近くが登録した。諏訪市の県赤十字血液センター出張所でも、2、3月に16人ずつと通常の2~3倍あった。4月に岡村さんが明かしたことで、登録が増えることが予想される。

14年前にテレビのドラマの影響で、一気に登録が増えたが、その後低迷。「増えることは喜ばしいが、パフォーマンス的な登録はやめてほしい。患者は必死に真剣に、命に向き合い、ドナーを待っている」と骨髄バンク長野ひまわりの会の代表で元患者の笠原千夏子さん(44)=諏訪市神宮寺=は訴え掛ける。

諏訪市での交流会は、全国組織の慢性骨髄性白血病(CML)の患者と家族の「いずみの会」が主催。11日午後1時から同市文化センターで開き、諏訪赤十字病院の血液内科部長の内山倫宏さんの「CML治療の最新情報」の講演、参加者同士のフリートークがある。参加無料。

内山医師は笠原さんの主治医。県や諏訪市などがドナーへの助成制度を導入し、移植環境も整いつつあることから、「しっかり説明を受け登録してほしい」(笠原さん)と願う。 血液疾患に関心のある人の参加を呼び掛けている。

25日は骨髄ドナー登録会を諏訪赤十字病院で行う。

問い合わせは午後4時以降に笠原さん(電話090・2743・2573)へ。

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