農業用水探検隊で配布 上伊那振興局が冊子

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現地学習会で小学生に配布する冊子

県上伊那地域振興局は、上伊那北部を縦断する西天竜幹線水路に関する小学生向けの冊子「ふるさとの資産」を作成した。イラストと写真をふんだんに使用。「西天」の歴史や役割、円筒分水工の仕組みなどを分かりやすく解説する。伊那、辰野、箕輪、南箕輪の4市町村の小学4年生を対象に行う現地学習会「農業用水探検隊」で配布し、教材として活用する。

1922(大正11)年から28(昭和3)年にかけて造られた水路。岡谷市川岸の天竜川から取水し、終点の伊那市小沢まで約25キロを流れる。田んぼに公平に分配する円筒分水工は35基が現存。全国でも最大規模で、土木学会選奨の土木遺産にも認定される。

冊子では、円筒分水工について、上から見た図と横から見た図を掲載し、水の量を正確に分ける仕組みを紹介。水路が谷を渡る部分で用いられるサイホン(サイフォン)の原理も説明。春日街道沿いに建つ記念碑に刻まれているメッセージや、上伊那郡西天竜土地改良区理事長のインタビューも掲載している。

A4判フルカラー24ページ。昨年度の地域振興推進費を活用して1000部作った。土地改良区と箕輪町郷土博物館が資料提供などで協力した。振興局農地整備課によると、農業用水探検隊は2007年度から始め、昨年度までの12年間で8小学校・2639人の児童が参加したという。

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