日替わりで食事楽しめます 高遠町の環屋

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来店客に、料理に使用した野菜の説明をする青木俊明さん(右)

伊那市高遠町の観光施設「環屋(たまきや)」は、今月から本格的な食事の提供を始めた。市内飲食関係5団体が日替わりで出店し、さまざまなメニューを提供している。同施設を運営する元市地域おこし協力隊員の杉山祐樹さん(48)は「観桜期以外の誘客や町内観光施設の回遊につながれば」と期待する。

同施設は、江戸時代前期から中期の特徴を残す町家形式(棟割り長屋)の「旧中村家住宅」を、所有する市が観光拠点とするべく改修した。食事提供を考え、飲食店並みの厨房(ちゅうぼう)設備を備えていたが、「一つの事業所に飲食事業を任せるのではなく、多くの人たちに出店してもらい、出店者の交流の場にもなれば」(杉山さん)との思いから自身が出店団体を選考していた。

出店するのは、複数の農家が自ら生産した野菜をメインに、高遠産のそば粉を使った生パスタやガレットを提供する「伊那谷グランシェフの会」、高遠そば打ち愛好会女性陣による「高遠そば道場」、試行的に出店を考えるチャレンジショップ希望者たちによる「南インドごはん まぜまぜ」、イベントなどで出店し店舗を所有していない「こはるコーヒー」、「イロドリップ」の5団体。

7日に初めて料理を提供した農家で、伊那谷グランシェフの会の青木俊明さん(52)=駒ケ根市=と、結城晋平さん(35)=伊那市=は緊張の表情。栽培した野菜をふんだんに使いそば粉の生パスタのペペロンチーノを提供した青木さんは「以前から消費者への直接提供を考えていたので参加した。今後も続けていきたい」と意欲を見せ、栽培した小麦粉でデザートのパンケーキを提供した結城さんは「伊那市では農閑期が長く、冬場の収入が課題だった。料理の提供で通年の収入につながる」と話していた。

曜日ごとの出店者は別表の通り。営業時間は午前11時~午後3時。木曜定休。問い合わせは環屋(電話0265・94・2251)へ。

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