移住の決め手は「自然環境」 伊那市が初調査

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伊那市への移住の決め手

伊那市は、市内への移住者に行った「田舎暮らしアンケート調査」の結果をまとめた。移住の決め手は「自然環境」が最も多く、移住先として自然環境を重視していることが分かった。移住後の暮らしについては9割近くが満足と感じ、その理由も「自然環境」が最多だった。

調査は、移住定住者への支援を目的に初めて行った。2016年4月~18年12月に市の移住定住関連施策を利用して転入した99世帯(Uターン同居世帯などを除く)を対象に実施し、44世帯(44・4%)から回答を得た。

20~40代が全体の75%を占め、家族構成は「本人または夫婦と子ども」が40%、「夫婦のみ」が30%など。夫婦、または夫婦と子どもが大半となっており、子育て環境も考えた結果とみられる。

移住の決め手は、「自然環境」が26%で最多。次いで、「希望の住居があった」が20%、「希望の仕事があった」が16%などだった。

移住後の満足度では、「満足」が50%に達し、「やや満足」と合わせると87%が満足と感じている。移住して良かったと感じることは、「自然環境」が26%で最も多く、「生活環境」と「居住環境」が各13%と続いた。

一方、移住して困った点や不便を感じることは、「公共料金」が23%、「公共交通機関」が14%、「近所(地域)付き合い」と「行政サービス」が各10%など。「寒い。光熱費がかかりすぎる」「区費が高い」「雨の日に子どもが遊べる施設が少ない」などの声があったという。

人口減少が課題となる中、市は13年度に移住・定住促進プログラム、15年度に地方創生総合戦略を策定し、移住定住対策を積極的に推進している。18年度に関連施策を利用して市内へ移住定住した人は60世帯131人で、前年度より18世帯23人増えた。

施策別の移住者数では「空き家バンク」が増えているが、提供できる空き家がないのが課題とされている。

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