2019年05月12日付

LINEで送る
Pocket

ネットの「うそ」を見破って―の横見出しに引かれ、つい読みふけった本紙5月5日付こども日報の記事。こどもの日のメイン記事としては固めの内容かとも思ったが、次代を担う子どもたちにとって、実は避けては通れない教訓が込められていた▼記事はAFP通信のフランス人記者西村カリンさんへのインタビュー内容で構成。ネットに氾濫するうそ情報に警鐘を鳴らし、憲法が保障する知る権利を「動く義務」「動く権利」と定義。情報に対する受け身の姿勢をばっさりと切り捨てている▼西村さんは「記者には会見で質問して国民の知る権利を守る役割がある」とメディアの役割を認めつつも「それだけではだめ。知る権利は個々の行動で守られるもの」と個人が自ら積極的に動く必要を説く▼平たく言えば、スマートフォン(スマホ)などで手軽に調べられる時代だが、信用できない情報もある。自ら出向いて直接聞けば、より正しい知識が身に付く上に新たな出会いの機会にも恵まれ、そこに行き着く過程も、良い思い出になるという▼昨今は学校の授業や就業機会など、ネット活用範囲は急速に広がっている。手軽で簡単、便利さ故なのだろうが、同時に▽信ぴょう性のない情報▽情報の漏えい▽著作権・プライバシーの侵害▽匿名性の悪用▽依存性の問題―の難局もくっついてくる。便利さ以前に、子どもたちに伝えるべき情報はたくさんある。

おすすめ情報

PAGE TOP