茅野市塚原の大火 出動体制「適正だった」

LINEで送る
Pocket

茅野市塚原の大規模火災について検討結果を報告する平林消防次長(右)と大槻消防課長

4月20日に茅野市塚原で発生した大規模火災を受け、諏訪広域消防本部(岡谷市)は16日、当日の出動体制についての検討結果を発表した。発生日は他の火災や救急での出動が重なったが、塚原の火災への対応は「適正だった」とする見解を示した。消防車両の到着が遅れたとの指摘には「時間を要したと認識している。最善は尽くした」とした。今後の対応について、職員の移動・招集などの基準を適正に運用し、必要に応じて出動計画の見直しをする方針を示した。

20日は早朝に茅野市北山の別荘地で火災が発生。茅野消防署や諏訪消防署の消防車両の多くが北山の現場に集中した。同本部は次の出動に備えるため、下諏訪消防署から諏訪消防署へ2台、諏訪消防署から茅野消防署へ2台の消防車両を移した。しかし、諏訪市や茅野市内での救急出動2件が続き、人員不足が続いた。

そうした中で塚原で火災が発生。同本部は非番などの全職員を非常招集した。塚原の現場に最初に到着したのは富士見消防署のタンク車で、119番通報から20分余りが経っていた。

岡谷市の同本部で会見した平林裕章消防次長は、2015年度の諏訪広域消防一元化以降、これほど出動が重なった状況は「初めての経験」と明かした。消防力強化に向けた人員増については、20年度から3年をめどに諏訪広域消防の人員を10人増やす方針が決まっているとした。

同席した大槻秀次消防課長は「住民の皆さんに納得してもらえる組織を構築していきたい。消防団など関係機関とさらに緊密な連携を図り効率的な鎮火につなげていきたい」とした。

同本部によると、諏訪広域消防は現在、6署2分署にタンク車やポンプ車、救急車など消防車両計30台を所有。職員約250人が24時間体制で3交代勤務に当たり、現状では最大限の出動体制とする。

おすすめ情報

PAGE TOP