茅野市消防団 人口減少へ総合計画策定

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茅野市消防団(足立孝幸団長)は、人口減少社会に対応した消防団の組織と施設、運営のあり方を示す「茅野市消防団総合計画」を新たに策定する。活動しやすい体制づくりや組織の充実強化を図り、持続可能な消防団の姿を模索する考え。計画のたたき台を「できるだけ早い時期」に示し、地域と丁寧な協議を重ねて理解を得た上で、2021年3月の策定を目指す。

消防団によると、働き方の多様化やポンプ操法大会に対する住民意識の変化などを背景に、団員の確保が困難な状況にある。近年は967人の定数に対し30~40人の欠員が生じ、団員の高齢化も進む。さらに、各分団の消防ポンプ自動車の多くが20年の更新時期を迎えており、各地区の区長会などから更新計画の提示を求められているという。

限られた資源の中で消防団(地域防災力)の充実強化が求められる中、県内では辰野町消防団が町ポンプ操法大会取りやめるなどの動きが出ており、茅野市消防団も独自に改革の方向性を示すべきだと判断した。

総合計画は(1)計画策定の背景と必要性 (2)市消防団の現状と課題 (3)市消防団の組織―などで構成する。具体的には、組織や施設、運営の見直しも視野に入れて、時代に合った消防団の姿を明らかにしていく方針だ。

策定に向けては15日、足立団長を委員長とする策定委員会が発足。各分団、役職を網羅する正副団長、分団長、副分団長、部長、団員の計12人で組織し、組織、施設、運営の3部会も設置した。茅野消防署が事務局を務める。操法大会を経て7月ごろから策定作業を本格化したい考え。

たたき台の提示時期は未定だが、その後に各地区の区長会やコミュニティ運営協議会と話し合いを進め、地域住民の理解を得た上で、市消防団分団長会議や市消防委員会、茅野市長に素案を提案する。

長野日報社の取材に対し、足立団長(62)は「区長や住民とのキャッチボールに時間を掛けてしっかりした計画を作りたい。緩やかな改革をしながら、計画的に団員を確保し、地域をより高い次元で守っていきたい」と話した。

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