蓼科高原映画祭9月21日から 家族テーマに

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映画祭の概要を確認した組織・実行合同委員会

日本映画界の巨匠、小津安二郎監督(1903~63年)が晩年の仕事場にした茅野市で行われる「第22回小津安二郎記念・蓼科高原映画祭」の第1回組織・実行合同委員会は21日夜、市役所で開き、映画祭の概要を確認した。会期を9月21日から9日間とし、小津監督が描き続けた「家族」をテーマに掲げて映画の上映や舞台トーク、短編映画コンクールなどのイベントを多彩に繰り広げる。

会期を9日間とするのは第20回から3年連続。映画上映は新星劇場で9日間、茅野市民館で9月28、29日の2日間行う。小津作品をはじめ、山田洋次監督の「遥かなる山の呼び声」、諏訪圏フィルムコミッション支援作品「忍びの国」、監督協会新人賞の「カメラを止めるな!」、樹木希林さん追悼作品「あん」など、映画15本程度を会期中に20数回上映する予定だ。

小津映画「彼岸花」に出演した山本富士子さんが初来場するほか、元小津組プロデューサーで映画祭最高顧問の山内静夫さん、女優の中井貴惠さん、「遥かなる―」の倍賞千恵子さん、活動弁士の澤登翠さん、「カメラを止めるな!」の上田慎一郎監督も訪れる。

中井さんの父親は俳優の故佐田啓二さん。小津監督を「おやじ」と慕い、自らも蓼科に山荘を構えた。小津監督は中井さんを孫のように愛していたという。中井さんは今回、ピアノ演奏に合わせて小津作品を朗読する「音語り」を披露し、山内さんと小津監督や蓼科の思い出を語り合う。

6~7月には同市蓼科の無藝荘に蓼科の文化人を招き、「蓼科・夏の小津会」を開く。8月11日には地元産ビールと食事、映画を楽しむ「蓼科★クラフトビアフェスト」を市民館中庭で開く。高校生のステージ発表や映画「チア男子!!」の屋外上映を繰り広げる。

組織委員長の今井敦市長は「映画祭を通じて山とまちをつなぎたい」とあいさつ。企画室の北原享室長は「小津先生の作品の素晴らしさを共有し、蓼科・茅野市のブランド要素として育てていきたい」と話した。

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