東京五輪聖火リレールート 県内は14市町村

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県内の聖火リレールート概要

2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は1日、来年3月から7月にかけて47都道府県を一巡する五輪聖火リレーのルート概要(実施市町村)を発表した。県内では、1998年長野冬季五輪や日本アルプスの景観、優れた歴史文化などのPRを狙って14市町村を選定。諏訪地方からは諏訪市が選ばれ、会場は諏訪湖周辺が検討されている。聖火ランナーは、県内では約160人が走る計画。今後、会場となる市町村でも準備が加速し、五輪の機運が一層高まりそうだ。

「復興五輪」の理念のもと聖火リレーは来年3月26日に福島県をスタートし、開会式までの121日間の日程で行われる。長野県は通過順で4県目で、4月2、3日に行う。14市町村内の会場周辺約2キロをランナーが走る計画で、ルートを含めて、会場や詳細なコースは今年12月に決まる予定。決定までの組織委の現地調査などで公表内容に変更が生じる可能性もある。

会場の候補地として県実行委員会がこれまでに明らかにしたのは、諏訪湖周辺のほか、軽井沢町の風越公園、白馬村の白馬ジャンプ台、長野市の善光寺、南木曽町の妻籠宿、松本市の松本城。

県内ルートは、10圏域ごと1カ所以上の実施を軸に、全77市町村のうち希望した40市町村から県実行委が選考した。初日は長野五輪の開催地をつなぐ東北信中心、2日目は優れた景観や歴史遺産を巡る中南信をリレーする。

各会場のランナーは10~12人を予定。1人当たり約200メートルを走る。終了後に次の市町村へ車両移動する流れ。両日ともに最終の長野市と松本市では、聖火の到着を祝う式典「セレブレーション」を開く。また、各区間で点火セレモニーの出発式などを行えるといい、演出を市町村が工夫できる。

約160人のランナーの募集は、県実行委のほか、五輪のパートナー企業4社がそれぞれ行う。長野県にゆかりがある人や、実施時に中学生以上などが条件だ。県実行委への割り当ては44人。うち22人はスポーツや文化芸術の著名人などを選考し、残りを公募。募集は7月1日から。決定の発表は12月以降。実行委事務局の県教育委員会は「信州にふさわしいランナーを選びたい」としている。

阿部守一知事は1日、東京五輪聖火リレーの県内ルート概要の公表を受け、「長野冬季五輪のレガシー(遺産)をはじめ、長野県の魅力を広く発信し、未来へつないでいく機会としたい」とコメントした。また、県内10圏域をつなぐルートとなったことを歓迎し、「一人でも多くの県民が関わり、声援を送ってもらいたい」と機運の高まりに期待した。

諏訪湖周がリレーコースになる諏訪市の金子ゆかり市長は「諏訪市が聖火リレーのコースに選ばれたことを大変喜ばしく思う。地元の皆さんをはじめ、より多くの皆さんに見てほしい。五輪という世界レベルの大会の成功に貢献できるよう全力で応援してまいります」とのコメントを出した。

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