諏訪市消防団第二分団 現体制維持困難と要望

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藤森芳樹団長(右)に要望書を提出する第二分団の栗田生馬分団長

諏訪市消防団第二分団が管轄するJR上諏訪駅周辺を中心とした13区の区長は4日夜、人口減少や少子高齢化で同分団は分団員が減少し現体制を維持するのが困難として、団全体で同分団の運営を見直しながら地区の防災力を保つよう求める要望書を藤森芳樹団長(63)に提出した。同団は要望を受け、同分団の位置付けや体制を検討し、来年4月から新体制に移行する方針。藤森団長は「市民の安心安全を守れるよう検討する」と話した。

同分団の管轄地区は本町、末広町、浜町、片羽町、立石町、大手町、西大手町、湖柳町、衣の渡にある13区にわたる。分団員の定数は67人で登録者は41人いるが、仕事や家庭、介護などの事情で訓練や行事への参加者数は限られるという。一昨年9月から副団長が不在。以前はポンプ操法の県大会で優勝経験もあったが、今では縮小して参加している。

昨年4月から同分団幹部やOB、各区長と協議を重ねつつ、協力して各戸を訪ねて勧誘を行った。再入団と新入団の2人が加入したが、分団幹部の成り手確保も含めて現体制を継続するのは難しいと判断。4日夜、同分団の栗田生馬分団長(41)が、諏訪消防署で13区長連名の要望書を藤森団長に手渡した。

同分団の体制維持が難しくなっていることについて、取材に栗田分団長は「第二分団の現状は厳しいが、新しい地域防災の形をつくってほしい」と話した。大手1、2丁目区の佐々木忠区長(73)は「昔は商店が並んで栄えていたが、今では空き家が多く、高齢化が進んでいるので仕方ない。自分たちができる自主防災は行っていきたい」としている。

同市消防庶務課によると、消防団の定数959人に対し実際の団員数は847人。今後も団員の大幅な増加は難しい可能性があるため、定数削減を視野に入れていく。定数を削減した場合、現行の体制に移行した1955年以来、初めてという。

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