食器の持ち込み持ち帰り自由 ぐるぐる市

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14日に持ち込まれた食器類。15~16日は持ち込みと持ち帰りができる

不用食器の再使用や再資源化に取り組む市民団体「諏訪市『くらし』から環境を考える会」は14~16日、家庭の食器を集めて自由に持ち帰ってもらう「ぐるぐる市」を諏訪市の旧東洋バルヴ諏訪工場跡地の建屋で開いている。14日は持ち込みのみで、15、16の両日は持ち込みと持ち帰りができる。5年目を迎える取り組みで、毎回1500人前後が来場する催しとして定着。持ち込む人からは「食器が無駄にならないので良い機会」との声が聞かれる。

家庭に眠る食器を再使用や再資源化して循環型社会に貢献しようと続けている。陶磁器製の皿や丼、茶わん、マグカップ、土瓶、急須、酒器などが持ち込める。昨年度からガラス食器の回収も始めた。

14日は皿や湯飲みなどを段ボール箱に詰めて訪れる人が相次いだ。市内の80代女性は西洋皿5枚組セットなど十数点を持ってきた。「一人暮らしになり、自宅にお客さんが来ることも少なくなったので思い切って持ってきた。好きな人に持ち帰ってもらえれば無駄にならないので良い機会」と話した。

昨年度、持ち込んだ量から持ち帰った分を差し引き、最終的にリサイクルに回った収集量は陶磁器で3118キロ、ガラス食器で534キロ。持ち込んだ分の半分ほどは来場者が持ち帰り、再使用につながっているとみられる。

主催団体の佐藤よし江会長は「活動が浸透してきた。『ここに持って来れば再使用に回せる』と事前に食器を整理し、1人でたくさん持って来る人が増えた。多い食器の中から好みの物を探せる楽しみもある」と話す。

食器を持って来る人が多い分、受け入れ側のスタッフの確保が課題だ。1日当たり会員やボランティア50~60人ほどで受け付けや汚れのチェック、1個ずつ並べる作業などを行う。佐藤会長は、食器類は運搬が重労働になるため、「スタッフとして若い人が増えるとうれしい」と話す。

持ち込みは原則諏訪市民のみ、持ち帰りは誰でもできる。時間は午前9時~正午(16日は午前11時30分まで)。最終的に残った物は市が運搬費用を負担し、岐阜県や愛知県の破砕業者に持ち込む。

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