誰でも手軽に筋活 鎌田實名誉院長が手引書

LINEで送る
Pocket

人生を楽しむ「最強の筋活」を紹介した著書

諏訪中央病院(茅野市)の鎌田實名誉院長が、誰でも手軽にできる“筋活”の方法を紹介した「70歳、医師の僕がたどり着いた鎌田式『スクワット』と『かかと落とし』」を集英社から出版した。自ら実践した経験を踏まえ、人生を最後まで楽しむために必要なものは「筋肉」と強調。「人生100年時代を生きるには貯金より『貯筋』。鎌田流筋活をぜひ試してほしい」と推奨している。

鎌田名誉院長は、全国各地の講演会で参加者に紹介している「スクワット」と「かかと落とし」に毎日取り組み、3年間で9キロの減量に成功した。体が軽くなっただけでなく、血糖値や血圧、コレステロールなどの数値が正常になり、骨密度は130%になったという。

書籍は▽鎌田式らくらく筋活▽食事も大切な筋活です▽人生最後の日までピンピン生きるために―の3章構成。体験談を交え、年齢や体力に応じたスクワットとかかと落としの方法をはじめ、口周りの筋肉を鍛えるトレーニングやたんぱく質を重視した食事、心の整え方を解説した。たんぱく質が豊富な高野豆腐を粉末にした「粉豆腐」を使った献立も掲載している。

「平成30年版高齢社会白書」によると、65歳以上で介護が必要になった人の原因の36・5%が、フレイル(加齢や生活習慣に伴う虚弱)や骨折、転倒など運動機能に関わる症状や事故だ。筋肉を強化すると「マイオカイン」という筋肉作動物質が分泌され、がんや認知症、うつ病を予防する可能性があることも分かってきたという。

45年前に故今井澄医師(3代院長)と地域に飛び込み、保健補導員や食生活改善推進員と減塩運動や野菜摂取、歩け歩け運動を普及し、長寿県を実現した鎌田名誉院長。健康長寿の延伸に向けて「請われれば各集落の健康づくりをもう一回応援したい。スクワットとかかと落としを伝えていけたら」と話している。

A5判112ページ。定価1000円(税抜き)。諏訪中央病院売店のほか、全国の書店で販売している。

おすすめ情報

PAGE TOP