文化勲章受章作家・前期展 北澤美術館

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文化勲章受章作家の作品を紹介

文化勲章受章作家の作品を紹介

諏訪市湖岸通り1の北澤美術館は、「―日本画の巨匠―文化勲章受章作家展」の前期展示をしている。同館は、日本画分野で文化勲章を受章した39人のうち19人の作品を収蔵しており、東山魁夷ら昭和の日本画界をリードしてきた大家から現代の画壇を代表する作家まで名作を一堂に紹介している。

東山魁夷が1968年に制作した「曙」は、朝霧にかすむ比叡山を紫色の濃淡で描いた。谷あいの山桜が薄っすらと浮かび上がるように見える。「『春はあけぼの』で始まる清少納言の『枕草子』の一節が浮かんでくるような作品です」と小林宏子学芸員。「緑のハイデルベルク」は、古城と大学の街として知られるドイツ・ハイデルベルクの風景を、青春の色を感じさせる緑を基調に描いている。小林学芸員は「東山魁夷はドイツに留学経験もある。若い頃を思い出して描いたのかもしれません」と話す。

杉山寧は、雄と雌の2羽のツルが向き合って羽を広げ、「求愛ダンス」をする姿を描いた「娑」など2点を展示。「画面を通して生命力や躍動感が伝わってくるようだ」と話しながら、じっくりと鑑賞する人もいた。

前期は7月29日まで。作者や作品を入れ替え、同30日から10月31日まで後期展示をする。入館料は大人1000円、中学生500円、小学生以下無料。

問い合わせは同館(電話0266・58・6000)へ。

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