イナノギクを守れ 中川村内2小学校に苗定植

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学校の花壇にツツザキヤマジノギクを植える児童ら=中川東小学校

中川村の中川植物観察・保全の会(桂川雅信代表)は26日、県内では伊那谷の一部地域に自生する希少植物ツツザキヤマジノギク(別名イナノギク)を増やそうと、村内2小学校と協力し、各校の花壇に苗を定植した。両校の3年生が協力し、秋に花が咲くのを期待して丁寧に植えた。

同植物は県絶滅危惧IA類に指定されている二年草。直径約2センチの薄青紫の花は、花弁が筒状で先端が分裂した形になっている。村内では小渋川沿いと陣馬形山頂に自生するが、外来種の繁殖の影響などで植生が破壊されているため同会が保護している。小学校での活動は今回が初めて。

中川東小では3年生23人が参加した。苗は会員の知久島覚一さん(75)=同村横前=が種から発芽させた高さ40センチほどで、児童たちは6グループごと1本ずつ花壇に定植。女子児童の一人は「きれいな花が咲きますように」と願いを込めながら苗に土をかぶせ、たっぷりと水を与えた。

会では自宅でも育ててもらおうと、児童に1本ずつ苗をプレゼント。小学校での活動は今後も毎年行い、将来的には村内中に増やしていきたい考え。桂川代表(72)=同村中央=は「秋になれば花が咲くので、それまで大事に見守ってあげて」と呼び掛けた。

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