地域の魅力再発見を 田端観光庁長官が講演

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「観光は人口減少時代における地域活性化の切り札」と語る田端長官

田端浩観光庁長官が2日、茅野市のマリオローヤル会館で講演し、諏訪地域の観光、行政関係者ら約120人が聞いた。田端長官は、国際観光需要の取り込みを目指す国家戦略に触れながら「外国人目線の観光地域づくりが日本人旅行者にも魅力的な観光地域になる」と語り、地域住民が自ら地域の価値を再発見し、魅力として磨き上げていく重要性を指摘した。

田端長官によると、2018年の訪日外国人旅行者は6年間で約3.7倍の3119万人に達し、同消費額も約4.2倍の4.5兆円に増えた。外国人1人当たりの旅行支出は約15万円、滞在日数は約9泊。旅行形態が団体旅行から個人旅行、モノ消費からコト消費に移行し、スマートフォンの活用やリピーターの増加に伴って、都市から地方へと観光の広がりもみられるという。

田端長官は「わが国は観光振興に必要な気候、自然、食事、文化が全て備わっている、フランスと並んで世界でもまれな存在」とし、「私たちには当たり前でも味わったことのない人には魅力になる。そこを再発見し、磨き上げる意識と取り組みが必要です」と話していた。

地方への外国人旅行者誘客に向けては、地域の観光資源を活用した「体験型コンテンツ」の造成をはじめ、Wi―Fi環境の整備やトイレの洋式化を強調し、国の支援事業の活用を呼び掛けた。また、観光地域づくりのかじ取り役となる法人「DMO」の重要性や、世界水準を見据えてDMO全体の底上げに取り組んでいる現状も説明した。

講演会は信州ビーナスライン連携協議会が主催。開会あいさつで、会長の今井敦茅野市長は「国の大きな動きを理解し、それぞれ観光振興を進める必要がある。長官の話を直接聞くチャンスを次に生かしたい」と話していた。

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