愛情込めた麦収穫 富県小児童が鎌で刈り取り

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鎌を手に麦刈りを体験する富県小の児童たち

伊那市富県小学校の4年生が5日、学校近くにある「貝沼の自然環境を守る会」の会員所有の畑で、麦の収穫を体験した。3年生だった去年の秋に種をまき、今年の2月末には麦踏みをしてきた麦は強力粉になる小麦「ハナマンテン」。児童たちは、ピザを作って食べることを楽しみに、2アール分を手で刈り取った。

株になっていない麦の刈り取りはこつが必要で、児童たちは会員に教わって少しずつ手で集めては鎌を入れていった。根元から引き抜いてしまう児童もいて「大きい土が取れちゃった」と周囲を笑わせていた。刈り取った麦は束ねてはぞ(はざ)掛けし、乾燥させた後、脱穀する予定だ。

会員によると、4月下旬の降霜で生育が鈍り、草丈は平年の3分の2程度。作柄にも影響がありそうで「豊作というわけにはいかないが、これが自然相手の農業の難しいところ」と守谷勇一会長。26人の児童たちには「みんなが愛情を持って種をまき、踏んできた麦です。何に使うかを考えることも楽しみながら収穫してほしい」と呼び掛けていた。

同会の、学校との連携部会が取り組む活動で、農業や食育を通して子どもたちが古里の自然環境を守る気持ちを養い、魅力あふれる地域をつくる機会にしている。今年の4年生は総合的な学習の時間を使って麦の収穫と活用を体験する。

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