2019年7月14日付

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歩いていて、今まで気にしなかった段差に足がすくむ。さほどでないと思っていた坂道でも息が切れる。「自分は若い」なんて高をくくっていても、体力の衰えはやってくる。一定の年齢に達したら、誰でも多かれ少なかれ感じることだろう▼自分の体にちょうどそんな変化を感じ始めていた昨年夏、諏訪中央病院名誉院長の鎌田實さんの講演を聴いた。「フレイル(虚弱)にならない生き方」がテーマ。健康な生活につながる筋力強化の大切さを指摘し、「スクワット」と「かかと落とし」の運動を紹介していた▼「筋肉は何歳からでも蓄えられる」という言葉に触発され、今年の初めからその二つの運動を朝の日課に組み入れている。スクワットは上半身を立てて膝の屈伸を25回、かかと落としは爪先立ちからかかとをストンと落とす動きを20回、自らに課す▼最初こそつらいが、体を目覚めさせる効果もあるので、日課になれば一日が気持ち良く始まる。筋力強化の面で目に見える効果がまだ出ているわけではないけれど、柔軟体操も合わせてやるから、きっとけがをしない体につながっているのだと思う▼無理なく、長く続けるのがこつだと聞く。ノルマが難しいと感じた日は減らし、余裕のある日は増やしつつ、続けていきたいと思っている。鎌田さんの最新著を開いていたら、老後は「貯金より貯筋」と強調していた。確かに健康はお金に代えがたい。

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