参院選県区 終盤3連休舌戦激化

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21日投開票の参院選は、選挙戦終盤の3連休を迎え、国民民主党現職の羽田雄一郎さん(51)と自民党新人の小松裕さん(57)による事実上の一騎打ちとなった県区(改選数1)は、両陣営の舌戦が激しさを増した。「安倍政権に3分の2を渡さないよう、もっともっと訴えが必要」「安定した責任ある政治のため、大どんでん返しのドラマを結実させたい」-。週末でにぎわう街頭や集会で候補者や応援弁士らがマイクを握り、それぞれに現政権や野党共闘への批判を強めながら、1週間後に迫った“決戦”に向けて声を張り上げた。

羽田さんは、13日は地盤固めに上田市を、14日は大票田の長野市を中心に遊説。各地域で耳を傾ける有権者に合わせて演説の内容を変えて支持を訴えると、「雄ちゃん頑張れ」との声援や拍手が起こり、支援の広がりを実感しながら充実の笑みを浮かべた。

9条改憲阻止などを掲げる市民団体の集会「市民と野党の集い」では、真っ先に反戦を訴えた羽田さん。「暴走を止めなければ改憲が進む。怒りを選挙にぶつけよう」と、現政権や相手候補への批判を展開した。一方、スーパー前では「生活が第一」と主張。消費税増税の凍結を訴えるとともに、年金2000万円問題も引き出して現行制度を非難。「最低年金保障制度をつくって無年金者をなくす」と暮らしや将来に安心感を持てる政治を実現するとした。

選対本部長の杉尾秀哉立憲民主党県連代表は「羽田さんの知名度と実績で反応は良い。手応えはあるが、気を緩めずに戦い抜く」と話した。

小松さんは13日は三原朝彦衆院議員、進藤義孝自民党政調会長代理の応援を得て岡谷市や茅野、塩尻、木曽を、14日は片山さつき内閣府特命担当大臣とともに佐久地域を巡った。劣勢との報道もあるなか、各地で支持者と握手を交わすたびに「ここから大逆転しますよ」と日に焼けた顔に笑顔を浮かべた。

集会では自身の専門である地域医療について触れ、「私が必ず何とかしなければいけない」と国政復帰への決意を訴えた。さらに、「(羽田さんと)こんなに差が開いていたが、だんだん縮まってきて、完全に捉えている状況」と身ぶり手ぶりで挽回への自信を見せた。

選対本部長の後藤茂之県連会長も、野党が攻撃材料としている老後資金「2000万円不足」問題と公的年金制度への不信感については「理解が深まってきた」として、批判を払しょくしつつあり、「あと一歩という手応えがある」との見方を示した。

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